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更新日:2024年5月9日
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すべての人が生涯にわたって健康でいるためには、男性と女性の身体的な性の違いを互いに十分に理解することが大切です。
特に女性は、妊娠や出産をする可能性があることから、男性とは異なる健康上の問題に直面します。
男女がともにお互いの身体について正しい知識を持ち、生涯を通じた自らの健康づくりについて考えていきましょう。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(Reproductive Health and Rights)とは、「性と⽣殖に関する健康と権利」と訳され、
すべての人の「性」と「生き方」に関わる重要なことです。
【リプロダクティブ・ヘルス】
妊娠したい人、妊娠したくない人、産む・産まないに興味も関心もない人、アセクシャルな人(無性愛、非性愛の人)問わず、身体的、精神的、社会的に満たされ健康にいられること
【リプロダクティブ・ライツ】
産むか産まないか、いつ・何人子どもを持つかを自分で決める権利。妊娠、出産、中絶について十分な情報を得られ、「生殖」に関するすべてのことを自分で決められる権利のこと
リプロダクティブ・ヘルス・/ライツは、性の問題、思春期の問題、妊娠、出産、中絶、避妊、不妊、性感染症、更年期障害など、女性の生涯にわたる健康上の問題に対応し、健康を確保することです。リプロダクティブ・ヘルス/ライツの概念を理解し、「自分のからだは自分で守ること」から実践しましょう。
プレは「〜より前の」、コンセプションは「妊娠・受胎」のことで、「女性やカップルに将来の妊娠のための健康管理を提供すること」を意味します。
「プレコンセプションケア」は若い男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康と向き合うことです。
【プレコンセプションケアの目的】
プレコンセプションケアは、近々妊娠したいと考えている女性だけでなく、思春期以降、妊娠可能な年齢の全女性に必要なものです。そして、女性の健康を支えるパートナーやご家族、企業の健康支援のご担当者様にも知っていただきたいことです。
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女性は、妊娠・出産の可能性があること、子宮頸がんや乳がんの予防や早期発見が重要であることなど、特有の健康課題があります。
女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすためには、健康づくりについて正しい知識を身につけましょう。
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生活習慣病の予防・改善のための健診と、がん検診等が同時に受診できます。健診には、集団検診と個別健診があります。
子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんのことで、日本では毎年10,000人以上の女性が子宮頸がんと診断されており、年間2,900人の女性が亡くなっています。
ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって前がん病変を早期発見し、早期治療をすることで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できます。
接種をご希望される場合は、医師と相談して、ワクチンの有効性とリスクを理解したうえで接種を受けてください。
健康に関することについて、医師や保健師・管理栄養士等が、相談に応じます。
助産師・保健師等が不妊・婦人科疾患・更年期障害等、女性の健康に関する一般的な健康相談を行います。